和菓子街道 東海道 島田

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越すに越されぬ大井川と島田の宿

 「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」と謡われた東海道屈指の大河、大井川。この大井川の手前にあって、川越を待つ人々で賑わったのが島田宿だ。ひとたび川の水量が増すと旅人達はみな足止めをくい、沢山あった島田の旅籠もすぐに満員御礼となった。

 川留めが長ければ長いほど、旅人が島田に落としていくお金も多くなるため、旅人にとっては頭の痛い大井川も、島田で商売をする人々にとっては様様だったわけだ。また、大井川は普段から流れが急であったため、不慣れな旅人を手助けして川向こうの金谷まで渡す川越人足が活躍した。島田はまさに、大井川の恩恵で成り立っていたと言える。

 その川越人足達が集った川会所や、人足用の宿などがそのまま残されているのが、国指定史跡「大井川川越遺跡」だ。古い家が建ち並ぶ様は、まるで時代劇のセットのよう。見学用に開放している家屋や、わらじ作り体験などができる資料館もあるが、中には今でも人が住んでいる家もある。

 川越遺跡を通り抜けると、いよいよ大井川越だが、現在は立派な橋がかけられているので、2キロあまりの歩道をひたすら歩けば苦もなく川を渡ることができる。かつては手のつけられない暴れ川と言われた大井川だが、現在は上流に建設された複数のダムで水量が調整されており、水が流れている箇所は少なく、橋の両端には水の引いた砂利の河原が広がっている。

 ところで、地理的には前後するが、島田宿の中心部に入る前に立ち寄っておきたいのが、街道から800メートルほど南にある蓬莱橋だ。全長897.4メートルの蓬莱橋は、世界最長の木造歩道橋としてギネス認定されている。川の向こうの森に向かってすっくと一直線に伸びている木橋の姿は美しい。1往復分の通行料は大人100円だが、台風などで流されることもしばしばだ。

 余談ではあるが、島田には以前から行きたいと思っているで蕎麦屋が一軒ある。蕎麦好きの某有名カメラマンが「日本一」と絶賛する「藪蕎麦 宮本」だ。島田よりひとつ静岡よりの「六郷駅」からタクシーで10分ほどのところにあるらしいので、蕎麦好きの方は足を伸ばしてみては(私もいずれ行きます、必ず!)。ちなみに、川越遺跡内にある「そば処 玄」でも蕎麦を頂くことができる。大井川越えに備えて食事がてら休憩するには便利がいい。

 蕎麦に関してはご都合が合えばどうぞ、と言うに留めておくが、島田に来たならば、是非とも立ち寄ってもらいたい店がある。茶人大名、松平不昧ゆかりの小まん頭で有名な清水屋だ。

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 ・清水屋「小まん頭」他

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