撤饌

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撤饌

撤饌・・・

 神様に献じる飲食物「神饌」を徹する儀式、また、その儀式後に頂くお下がりの飲食物のこと。古来、日本では、感謝や畏怖の念から神々に海の幸、山の幸、野の幸などを献じてきた。餅や酒はその代表例で、自然の恵みから得られるものやその加工品を神に供えることこそ、「祭り」の基本といえる。夜店や派手な山車を見物することは後で人間が楽しむようになったこと。神に食事を供し、神楽などを献じてくつろいで頂くことが本来の祭りだが、その中でも、最も重要かつ神聖なのが、神饌をお供えする儀式なのだ。

 そして、神様に供した神饌のお下がりを人々が頂くことを「直会」(ナオライ)といい、神との共食を意味する。宮中での新嘗祭・大嘗祭や、奥能登地方を中心に今でも行われている「アエノコト」といった神事は、「直会」の典型である。神社でお祭りの後や参拝後、祈祷後に、撤饌菓やお神酒などを頂くこともまた、直会の変形、もしくは退化した形式(名残)と考えてよい。

 現在、各神社で頂くことのできる撤饌は、神様からの実際のお下がりというより、撤下専用に用意されたものがほとんど(神前で清められたことにはなっている)。形式も、落雁や白雪糕、煎餅などさまざまだ。中には、撤饌菓などはもはや常備していないという神社も少なくない。神様のお下がりを頂くという古来の文化を神社側から廃れさせてしまうのは残念ではあるが、時流から、仕方のないことではある。


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     日本文化の根幹ともいえる祭り(神事)に興味があります。神社に興味があります。神饌に興味があります。
     神饌を意識するようになったのは数年前からですが、実際に集めるようになったのは、今年(2008年)から。
     まだまだ少ないですが、この場で少しずつ紹介していきたいと思います。

     (※注意・・・撤饌は神様からのありがたいお下がりであり、気軽に頂けるものではありません。)